トルーマン・カポーティ
著者
書誌事項
トルーマン・カポーティ
新潮社, 1999.12
- タイトル別名
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Truman Capote : in which various friends, enemies, acquaintances, and detractors recall his turbulent career
トルーマンカポーティ
- タイトル読み
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トルーマン カポーティ
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内容説明・目次
内容説明
「早熟の天才」とうたわれた米国の作家トルーマン・カポーティは、1984年、その60年の生涯を閉じた。「完璧」と評される作品とは裏腹に、彼の一生はあまりにも劇的なものであった。親の愛情に飢え、同性の恋人と愛憎劇を繰り返し、社交界にのめり込み、ハイソサエティの人々に愛され、そして蔑まれ、薬物とアルコールに溺れていく…。本書は、その稀有な作家カポーティの生涯を、彼を知る人々にインタビューし、得られた証言で描き出す「オーラル・バイオグラフィ」—聞き書きによる伝記—である。同じ手法で伝記『イーディ』を著し、高い評価を得た著者ジョージ・プリンプトンは、今回、カポーティの人物像を描くにあたり、彼の親戚、友人、知人、マスコミ・映画・ファッション関係者など、総勢170人以上にインタビューしている。愛情溢れる述懐、悪意を含んだ批評など、証言者による生々しい発現が、カポーティの奇矯な生涯を鮮明に浮かび上がらせる。カポーティの複雑な人物像を描くのに最適と思える手法を用い、当時を知る貴重な写真も満載された、力作伝記である。
目次
- Monroeville 1924‐1931—モンローヴィル(人口1800)、ハーパー・リー、そして初めての大パーティ
- New York,Greenwich 1933‐1944—ニューヨークへ出て、学校を転々とし、数学をしくじり、新しい友達ができる
- 1944‐1945—『ニューヨーカー』で働き、ロバート・フロストを怒らせ、短編を書きはじめ、ニューヨークのアートシーンに加わる
- 1946—ニューヨーク州北部の作家のコロニーに参加し、新たな友人のサークルができ、ニュートン・アーヴィンと知りあう
- 1947—汽車旅行をし、トリリング夫妻に会い、ナンタケット島を驚かせる
- 1948—『遠い声 遠い部屋』が出版され、酷評される
- 1948—ヨーロッパ旅行に出かけ、パリのサロンを訪ねる
- 1948—母のアパートを出て、生涯の友ジャック・ダンフィーと出会う
- 1949—ジャック・ダンフィーとともにヨーロッパ暮らし
- 1954—悲しい知らせを受けとる〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より