ラーエル・ファルンハーゲン : ドイツ・ロマン派のあるユダヤ女性の伝記

書誌事項

ラーエル・ファルンハーゲン : ドイツ・ロマン派のあるユダヤ女性の伝記

ハンナ・アーレント [著] ; 大島かおり訳

みすず書房, 1999.12

タイトル別名

Rahel Varnhagen : Lebensgeschichte einer deutschen Jüdin aus der Romantik

ラーエルファルンハーゲン : ドイツロマン派のあるユダヤ女性の伝記

タイトル読み

ラーエル・ファルンハーゲン : ドイツ・ロマンハ ノ アル ユダヤ ジョセイ ノ デンキ

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注記

原著(München : R. Piper & Co. Verlag, 1959)の翻訳

ラーエル・ファルンハーゲン年譜: 巻末pvii-ix

参考文献: 巻末px-xv

ラーエル・ファルンハーゲンの肖像あり

内容説明・目次

内容説明

1771年、裕福なユダヤ人商家に生まれたラーエルは、ドイツ・ロマン主義の華やかなベルリンでサロンを開き、各界のそうそうたる人たちを集めた—フンボルト兄弟、プロイセンのルイ・フェルディナント王子と愛人パウリーネ、フケー、シュレーゲル、シャミッソー、そして伯爵夫人や女優たち。時は、ナポレオン戦争と、それにつづくウィーン会議の後にユダヤ人排斥が再燃する時代。ラーエルは必死に、ドイツ文化に同化し、貴族階級に受け容れられたいと願った。いくつもの恋に破れた後、1814年、ジャーナリスト・外交官のファルンハーゲンと結婚する。しかし、自らのユダヤ性から逃れられはしなかった。著者にとって、ラーエルのユダヤ性は自らの問題であった。本書は、ドイツ=ユダヤ人のアイデンティティを探る最初の著作となり、彼女の個人的な思いが色濃く反映した希有な作品となった。

目次

  • ユダヤ女性そしてシュレミール—1771‐1795年
  • 世の中へ—1795‐1799年
  • 終わったあと・どう生きる?—1799‐1800年
  • 異国への逃亡・美しい世界—1800‐1801年
  • 魔法・美・愚行—1802‐1804年
  • 解答・大いなる僥倖—1805‐1807年
  • 同化—1807‐1808年
  • 昼と夜〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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