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座談会明治・大正文学史

柳田泉, 勝本清一郎, 猪野謙二編

(岩波現代文庫, 文芸 ; 6-11)

岩波書店, 2000

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タイトル別名

明治・大正文学史 : 座談会

座談会明治大正文学史

明治大正文学史 : 座談会

タイトル読み

ザダンカイ メイジ タイショウ ブンガクシ

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注記

『座談会 明治文学史』(1961年刊)と『座談会 大正文学史』(1965年刊)を一本にまとめたもの

解説(関川夏央著)

内容説明・目次

巻冊次

2 ISBN 9784006020071

内容説明

新聞・雑誌のあいつぐ創刊のもとに読者層はひろがり、明治文学はここに隆盛期をむかえる。座談会出席者たちの舌鋒は、一葉、晶子をはじめ文学者の実像に深く迫る。数々のエピソードに彩られた出色の文学史。第2巻は「『文学界』から『明星』へ」「明治の社会文学」「国木田独歩と島崎藤村」「田山花袋と徳田秋声」。

目次

  • 『文学界』から『明星』へ
  • 明治の社会文学
  • 国木田独歩と島崎藤村—自然主義文学
  • 田山花袋と徳田秋声—自然主義文学
巻冊次

3 ISBN 9784006020088

内容説明

明治から大正への過渡期、数々の成熟した作品が生まれた。時代と文明を批判した漱石は文学の一大山脈を築き、志賀ら若い個性は『白樺』を世に送り出した。「小説神髄」を起点とする小説形式の完成期を時代背景の分析とともに語り合う。本巻は「夏目漱石」「明治の大衆文学」「明治から大正へ」「志賀直哉」。

目次

  • 夏目漱石(当時における漱石作品のうけとられかた;漱石と子規 ほか)
  • 明治の大衆文学(純文学・文壇文学と大衆文学;大衆文学発生の問題をめぐって ほか)
  • 明治から大正へ(乃木殉死をめぐって;日本文化における大正の意味 ほか)
  • 志賀直哉(「父と子」の問題;「小説の神様」になったのはいつからか ほか)
巻冊次

4 ISBN 9784006020095

内容説明

自然主義文学を乗り越えるべく結成された白樺派が理想とヒューマニズムを追求する一方、耽美派と称された作家たちは華やかな美と官能の世界を構築した。本格的な小説確立期を、大正文壇の諸相と作家の実生活のさまをまじえて語り合う。本巻は「有島武郎」「武者小路実篤」「永井荷風」「谷崎潤一郎」。

目次

  • 有島武郎(札幌時代;女性関係・友人関係 ほか)
  • 武者小路実篤—『白樺』の人びと(武者小路文学の時代区分;その根本にある東洋思想 ほか)
  • 永井荷風(荷風における漢文学;荷風における欧米文学 ほか)
  • 谷崎潤一郎(倫理の問題よりも生老病死の問題;思想的か無思想的か ほか)
巻冊次

5 ISBN 9784006020101

内容説明

私小説の完成を担った『奇蹟』の新早稲田派、第三・四次『新思潮』から文壇に登場した知的エリート群、『近代文学』を発端とする労働文学の旗手たち。実作家に親炙した人々の語る大正文学完成期の記憶。本巻は「葛西善蔵・広津和郎そのほか」「菊池寛と芥川龍之介」「春夫・万太郎・犀星・浩二など」「大正期の社会主義文学」。

目次

  • 葛西善蔵・広津和郎そのほか—『奇蹟』の人びと(島村抱月・片上伸など;白鳥の『妖怪画』による開眼まで;トルストイ・チェーホフなど ほか)
  • 菊池寛と芥川龍之介(芥川との出あい;芥川の印象;漱石との師弟関係 ほか)
  • 佐藤春夫・久保田万太郎・室生犀星・宇野浩二など(佐藤春夫の文学;文体の問題から;文人意識について ほか)
  • 大正期の社会主義文学—『近代思想』から『文芸戦線』まで(『近代思想』の思想について;『近代思想』の文学的周辺;『労働文学』と『民衆芸術論』 ほか)
巻冊次

6 ISBN 9784006020118

内容説明

大正期の詩歌壇には多数の俊英が現れた。白秋、光太郎、茂吉らの『アララギ』派。俳壇は『ホトトギス』が一大勢力を築く。演劇界では逍遙の文芸協会、小山内薫の自由劇場が設立され新劇運動の礎を築いた。本巻は「大正期の詩歌」「大正期の演劇」「大正期の思想と文学」、巻末に全巻を通じた「人名索引」「事項・作品索引」を付す。

目次

  • 大正期の詩歌(中野重治;山本健吉;安東次男;勝本清一郎;猪野謙二)
  • 大正期の演劇(千田是也;戸板康二;木下順二;勝本清一郎;猪野謙二)
  • 大正期の思想と文学—阿部次郎・倉田百三・和辻哲郎など(柳田泉;瀬沼茂樹;勝本清一郎;猪野謙二)

「BOOKデータベース」 より

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