書誌事項

天の瞳

灰谷健次郎 [著]

(角川文庫, 11073-11074, 12176-12177, 12580, 12711, 13287, 14513, 15798)

角川書店, 1999.6-

  • 幼年編1
  • 幼年編2
  • 少年編1
  • 少年編2
  • 成長編1
  • 成長編2
  • あすなろ編1
  • あすなろ編2
  • 最終話

タイトル読み

テン ノ ヒトミ

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内容説明・目次

巻冊次

幼年編1 ISBN 9784043520206

内容説明

年少組なのに年長組の子を泣かせたり、突拍子もないいたずらを考えついたりと、いつも保育園の先生を手こずらせてばかりの倫太郎。大人たちからはとんでもない悪ガキだと思われることが多いが、実は鋭い感受性とさりげないやさしさをあわせもった個性的な子だ。倫太郎はどのように成長していくのか、そして周りの大人たちは倫太郎をどう見守っていくのか。灰谷健次郎が満を持して贈るライフワーク集体成、遂に待望の文庫化。
巻冊次

幼年編2 ISBN 9784043520213

内容説明

「人は、どんなことからでも学ぶことができる」—祖父のこの教えを実践するように、学校でも、それ以外の場所でも多くのことを学んでいく倫太郎。そんな彼に、またひとつ格好の場所ができた。倫太郎が保育園時代から慕っていたあんちゃんが、少林寺拳法の道場を開いたのだ。倫太郎と仲間たちの可能性は、学校という枠を超えて広がっていく。子どもたちの鮮烈なエネルギーに満ちた、感動の大河小説、シリーズ第二巻。
巻冊次

少年編1 ISBN 9784043520282

内容説明

小学五年生になった倫太郎。学級担任のヤマゴリラと衝突することはあるものの、おおらかで魅力的な仲間たちに囲まれて、へこたれずに前へ進み続けている。そんなある日、事件が起こった。リエが学校に来なくなったのだ。リエの登校拒否の原因は何なのか、自分に何ができるのか。悩み抜いた倫太郎がとった行動とは…。様々な人たちとの出会いを真摯に見つめながら成長する倫太郎。灰谷健次郎が登校拒否の問題を世に問う、待望のシリーズ第三巻。
巻冊次

少年編2 ISBN 9784043520299

内容説明

小学校卒業、そして中学校進学を間近に控えた倫太郎たち。倫太郎は中学校の説明会をすっぽかしたり、ミツルは「校則で決められてる制服は着ない。丸刈りにもしない」と宣言したりと、入学式の前から倫太郎たちの名前は学校じゅうに知れ渡っていた。これまで、理解ある人々に囲まれてのびのび育ってきた倫太郎たちだが、中学校という新しい環境の中で、彼らはどう変わっていくのか?待望のシリーズ第四巻。
巻冊次

成長編1 ISBN 9784043520312

内容説明

倫太郎が通う中学校で四名の少年が検挙された。校舎の窓ガラスを割った疑いらしい。学校側はきちんとした対応をとれないままでいる。倫太郎や青ポンたちの教師への違和感は爆発する。そんな折、幼稚園時代の担任・エリ先生の結婚祝いを機に、倫太郎たちと、ナンデスネたち教師、園子先生、あんちゃんらかつての教師が一堂に会する。相手の身に添うこと、真剣に生きること、人を理解することとはどういうことなのか?世代と境遇を超え、倫太郎たちは根源的な問いにぶつかってゆく。感動のシリーズ第五弾。
巻冊次

成長編2 ISBN 9784043520329

内容説明

あんちゃんが倒れた。どうやら本屋の経営で並々ならぬストレスを抱えていたらしい。代わって倫太郎たちが学校廻りの営業を引き受ける次第に…。度重なる少年たちの暴力沙汰に具体的な対応を出せないでいる中学校に対し親、生徒たちの不満は高まっていく。倫太郎、青ポン、ミツル、タケやんにルイが加わり、自分たちに何ができるかを模索し始める。中学校の現場を鋭く問う、感動のライフワーク・シリーズ第六弾。
巻冊次

あすなろ編1 ISBN 9784043520343

内容説明

乱闘事件で男子生徒が逮捕された。それを知った一人の女生徒は「罪にならないためにわたしたちはなにができますか」と、先生に問うた。その言葉に心を動かされた倫太郎たちは“一年七組からの手紙”として意見をまとめ、廊下に貼り出した。だが、学校側はそれを取り外し頑な態度をとる。誰かの問題ではなく、自分たちの問題として学校を変えていく。そう決意した倫太郎はルイ、青ポン、ミツルたち仲間と、生徒、教師、保護者の三者集会を開こうと動き出す…。シリーズ第七弾。教育とは、生きることとは何かをみずみずしく問う、感動のライフワーク。
巻冊次

あすなろ編2 ISBN 9784043520350

内容説明

おふみばあさんが亡くなって、身の振り方を案じなくてはならなくなったシュウちゃん。倫太郎たちは、シュウちゃんが一緒に学び生きていけるための「学校」を探すことにした。一方、倫太郎とミツルは上級生の豪二と話し合い、学校を良くしていくための接点を見いだそうとする。倫太郎たちの行動によって、教師たちにも変化が出始めた…。いのちの共鳴を描き続けた作家・灰谷健次郎の最後の作品。
巻冊次

最終話 ISBN 9784043520374

内容説明

校内で暴力沙汰がおきて、その対応に悩む倫太郎とその仲間たち。医者である青ポンの祖父に導かれ、自分を見つめる勇気、劣等感の本性に気づき始める…。著者の没後に見つかったライフワーク『天の瞳』の最終話。大阪のささやかな居酒屋を舞台に、弱き庶民たちがこころを通わせる現代人情物語。本物の味、愛の教え、人のつながりとはなにか。著者の願いが込められた最後の新聞小説。2作品とも未完である。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA45188319
  • ISBN
    • 9784043520206
    • 9784043520213
    • 9784043520282
    • 9784043520299
    • 9784043520312
    • 9784043520329
    • 9784043520343
    • 9784043520350
    • 9784043520374
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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