蘭学に命をかけ申し候
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蘭学に命をかけ申し候
晧星社, 1999.12
- タイトル読み
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ランガク ニ イノチ オ カケモウシ ソウロウ
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内容説明・目次
内容説明
本書は近代国家建設のため、理想に命をかけた五人の蘭学者の物語である。彼らは鎖国時代、民衆の生活に益するため唯一の外国語オランダ語を学び研究して、蘭和辞典、蘭文典を翻訳編集した。今も使われている“鎖国”をはじめ、“鎖骨、演説、接吻、水素”のような言葉や“彼等ハ初恋デアル”のような新しいいいまわしも彼等の創訳である。
目次
- 第1話 森島中良—蘭語と魯語の世界に遊ぶ(森島中良と『紅毛雑話』;『蛮語箋』の成立事情 ほか)
- 第2話 稲村三伯—八万語のおらんだ語を翻訳する(稲村三伯と『波留麻和解』の訳編;京都蘭学の祖—海上随鴎)
- 第3話 藤林普山—おらんだ語の世界を解剖する(京都蘭学の草分け;『訳鍵』の構成とその意義)
- 第4話 H.ドゥーフ—日・蘭友好の記念碑『ドゥーフ・ハルマ』を編む(『日本回想録』とフェートン号事件;日本とH・ドゥーフ)
- 第5話 蘭学に命をかけた人びと(野口豹蔵—江戸、蘭学徒の遺した学習ノート;馬場佐十郎—江戸翻訳文化の華を咲かせる)
「BOOKデータベース」 より