大量破壊兵器不拡散の国際政治学
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大量破壊兵器不拡散の国際政治学
有信堂高文社, 2000.4
- タイトル読み
-
タイリョウ ハカイ ヘイキ フカクサン ノ コクサイ セイジガク
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内容説明・目次
内容説明
本書は、大量破壊兵器の不拡散という問題について、冷戦後における不拡散体制の形成、強化の諸相を明らかにし、核兵器、化学兵器、生物兵器、及び弾道ミサイルそれぞれについて、不拡散に係る国際的な制度の展開を追究する。また、普遍的な体制を補完し得るような、問題に個別に対応するための枠組みを探り、拡散の危険が特に危惧される朝鮮半島、南アジア、中東に焦点を合わせて詳細な分析を行うとともに、非核地帯にも関心をはらう。そして、不拡散概念を問い直すヒントをつかみ、主権平等の原則に背反するかに見える核兵器の不拡散体制の発展過程に理論的な検討を加え、また非国家主体への拡散の含意にも注意を向けるという三つの角度から考察を加えようとするものである。
目次
- 第1部 総説(大量破壊兵器不拡散の思想と展開;国際レジームとしての核不拡散体制—「不平等性」の存在根拠;非国家主体への拡散の可能性)
- 第2部 冷戦後の不拡散体制(ポスト冷戦期の核不拡散体制;化学兵器の拡散と拡散防止;生物・毒素兵器拡散問題;弾道ミサイルの拡散と規制)
- 第3部 地域的な不拡散問題(朝鮮半島における大量破壊兵器問題;南アジア;中東における大量破壊兵器の拡散状況と不拡散努力;非核兵器地帯と核不拡散)
- 第4部 総括(大量破壊兵器の不拡散—議論のまとめ)
「BOOKデータベース」 より