火山大災害
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火山大災害
古今書院, 2000.4
- タイトル読み
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カザン ダイサイガイ
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注記
引用・参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
自然界には、ときたま、途方もない出来事が起こる。そうした事件を昔から人びとは天変地異とか、カタストローフなどと呼び、別格扱いにしてきたものである。予測できない、手に負えぬなにか不可抗力のような存在、と思われてきた。本書でそうした自然界の大変動を取り上げた理由は、次のような考えによる。「その時—」、普段私たちには容易にうかがい知ることのできない自然の姿—本性といったものが垣間みられるように思われるからである。日常的には容易に体験できない営みを通して、これまで立ち入ることのできなかった自然の聖域に踏み込んで、その仕組みなり、構造とか、意外な関連性やら次元の認識、あるいはヒエラルキーの存在、ときには自然のリズムのようなもの、などを理解する手がかりが得られるからである。そしてまたある日、古老たちが語り伝えた他愛ない昔話や伝承が、にわかに生彩を帯びてよみがえってくる。自然の稀な演技を理解し、そこからなにがしかのメッセージのようなものを手に入れたいというのが、本書のささやかなねらいでもある。
目次
- 第1章 イタリアの火山の展望
- 第2章 燃える大地
- 第3章 世界は乳液の海に呑まれて
- 第4章 古代の伝承は生きていた
- 第5章 白き支配者は去った
- 第6章 引き裂かれた高地マヤ
「BOOKデータベース」 より