知覚と発見 : 科学的探究の論理
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知覚と発見 : 科学的探究の論理
紀伊国屋書店, 2000.6
復刊版
- 上
- 下
- タイトル別名
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Perception and discovery
- タイトル読み
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チカク ト ハッケン : カガクテキ タンキュウ ノ ロンリ
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注記
紀伊国屋書店1982年刊の復刊版
参考文献: 上: p308-310. 下: p358-360
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784314008709
内容説明
我々は日々どのようにものを見ているのであろう。同じものは同じように見るのか、それとも人によって違った風に見るのか。“見る”ことに関するさまざまな理論を検討しながら、著者は、“見る”とは“理論を背負って”見ることであって、“なまの事実”などというものはないと主張する。斬新な語り口で眼の背後にある言語的な構造を明らかにして、科学的に見るとはどういうことか、事実とは何か、等の問題にも明快に答える。科学理論は事実によって反駁されるのではなく、別の理論によって反駁されるのであるという著者の学説は、学界に新風を吹きこんだ。本書は、彼の理論の全体像を講義録をもとに編集したもので、我々の自然観、科学観に根本的転換を迫る、恰好の「科学哲学入門」である。
目次
- 第1部 挑発と抑制(哲学すること—幾つかの論理的区別;概念的境界の設定;測定と計算—さらなる境界線)
- 第2部 科学的に見るという行為(見るとは眼を向ける以上のことである;同じものを見ること;“見る”ことと“として見る”こと;“として見る”ことと“ことを見る”こと;見ること、言うこと、知ること;目の背後の眼鏡;事実を見ることは可能か;事実とことを見ること)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784314008716
内容説明
上巻では、“見る”ことに関するさまざまの理論を検討しながら、“見る”とは単に事物を見ることではなく、ある一定の種類の事物として見ることであると、観察の理論負荷性を主張した。下巻では、この主張を現実の科学活動の場でさらに展開させる。科学的探究、科学的説明等において重要な役割を果たしている仮説、法則、因果律、斉一性等をとり上げ、その底に一貫して流れる理論依存的性格を剔出しようとする。さらに、量子力学等で問題になっている確率的推論についても言及する。
目次
- 第3部 困難—実験的探求の過程(波動、粒子、事実;仮説ハ事実ヲツクル;科学の単純性と決定実験;科学の体系的側面;「原因」と「だから」を見つけること ほか)
- 第4部 確率と科学における確率的推論(度数と確率の数学;確率計算の使用と解釈;統計的技法の諸原理;斉一性の原理再訪)
「BOOKデータベース」 より