マルクス主義者とユダヤ問題 : ある論争の歴史(1843-1943年)

書誌事項

マルクス主義者とユダヤ問題 : ある論争の歴史(1843-1943年)

エンツォ・トラヴェルソ著 ; 宇京頼三訳

人文書院, 2000.6

タイトル別名

Les marxistes et la question juive : histoire d'un debat 1843- 1943

タイトル読み

マルクス シュギシャ ト ユダヤ モンダイ : アル ロンソウ ノ レキシ 1843 1943ネン

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注記

関連年表: p359-366

参考文献: p385-404

内容説明・目次

内容説明

マルクス・エンゲルスに始まり、カウツキーら第二インター、レーニンらロシア革命の指導者、中欧・東欧のマルクス主義者は、ユダヤ人問題を如何に位置づけたか。激化する反ユダヤ主義や深刻なユダヤ民族問題(イディッシュ文化かシオニズムか、同化か分離か)に対し、公式的発展史観に立つマルクス主義はしばしば有効な方針を打ち出せなかった。ヒトラーのユダヤ人虐殺に至る歴史の中で、トロツキー、ローザ、グラムシ、ベンヤミン、アブラム・レオンらは、階級闘争と民族のアイデンティティの間で独自の理論を追究し、マルクス主義の再生の方向を模索した。マルクス主義インターナショナルとユダヤ民族問題は果たして両立するのか。1843年(マルクス『ユダヤ人問題によせて』)から1943年(アウシュヴィッツ)までの論争の、苦渋にみちた追跡。

目次

  • 第1章 マルクスとエンゲルス
  • 第2章 中・東欧ユダヤ人のマルクス主義知識階級
  • 第3章 ドイツとオーストリアのマルクス主義者(1880‐1920年)
  • 第4章 イディッシュ文化かシオニズムか?ユダヤマルクス主義者
  • 第5章 ロシアとポーランドのマルクス主義者
  • 第6章 ユダヤ人とロシア革命(1917‐1937年)第7章 グラムシとユダヤ問題
  • 第8章 ヴァルター・ベンヤミンのメシア的唯物論
  • 第9章 ヴァイマールからアウシュヴィッツへ
  • 第10章 民族‐階級理論—アブラム・レオン

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA4734969X
  • ISBN
    • 4409030485
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    404p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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