環境保全と交流の地域づくり : 中山間地域の自然資源管理システム
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環境保全と交流の地域づくり : 中山間地域の自然資源管理システム
昭和堂, 2000.7
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カンキョウ ホゼン ト コウリュウ ノ チイキズクリ : チュウサンカン チイキ ノ シゼン シゲン カンリ システム
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University Library for Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo図
409:Mi885010011988
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参考文献: 各章末
Description and Table of Contents
Description
本書では、中山間地域の棚田集落を対象にして、次の3つの研究課題を明らかにすることが目的である。第1に、農林業により維持されてきた自然資源や自然環境が、農林業の衰退とともに荒廃化するなかで、このような資源や環境を保全する意義は何か。すなわち、荒廃化により失われる資源や環境の国民的価値とは何かを、明らかにすることである。第2に、1999年の食料・農業・農村基本法の制定を受けて、2000年度から、中山間地域等直接支払制度が実施された。このような直接支払制度も含む農林業振興政策によっても活性化対応の困難な、自然的・社会的条件の厳しい条件不利集落の実態を明らかにすることである。存亡の危機に直面している条件不利集落では新住民を受け入れるための定住条件を整備することが当面の課題である。それゆえ、条件不利集落における定住条件整備の方向と自然資源管理システムとを明らかにすることが、第3の研究課題である。
Table of Contents
- 1 中山間地域における自然環境の保全(地理情報システムと衛星情報による自然環境変化の解析;京都府の水辺環境に生息する昆虫類とその生態;棚田で生活する雑草の多様性;農山村における渓流の生態環境構造 ほか)
- 2 中山間地域における自然資源の管理(集落共同管理活動と条件不利集落;棚田の公益的機能と棚田管理の方向;農村訪問者および地元住民による農村の評価と自然資源の管理;条件不利集落における資源活用方向と直接支払い政策 ほか)
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