「事件」としての徂徠学
著者
書誌事項
「事件」としての徂徠学
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2000.8
- タイトル別名
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事件としての徂徠学
- タイトル読み
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ジケン トシテノ ソライガク
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注記
青土社1990年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
一度書かれてしまった言説(ディスコース)は、筆者の意図とテクストが乖離し、筆者によって生きられた有限な地平を逃れ出る。本書は、その言説が他の言説と関係を持つことを「事件・出来事」としてとらえ、「徂徠学」というモダニズムの「大きな物語」の終焉の内で露呈した諸問題の核心を問い、徂徠の言葉から再構成された現代の物語「思想史」の虚構を脱構築する。解体と再構築という絶えざる往還運動からのみ立ち現れる日本思想史の新たなる方法論的視座。
目次
- 「事件」としての徂徠学への方法
- 「思想史」の虚構
- 「事件」としての徂徠学
- 「有鬼」と「無鬼」の系譜
- 荻生徂徠と津田左右吉の間
- 二つの『論語』あるいは二つの「古え」
- 命名と制作—「弁道」という作業
「BOOKデータベース」 より