構文史論考
著者
書誌事項
構文史論考
(研究叢書, 254)
和泉書院, 2000.9
- タイトル読み
-
コウブンシ ロンコウ
大学図書館所蔵 件 / 全137件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
本書には、著者が発表した論文の中から、助詞と構文に関するもの、または、それに関連するものを中心に、十編を選んで収めた。語の分類的な枠組みを越えて、いわば横断的に連関していたと思われる古代語特有の構文傾向・係り結び体制は、中世には崩壊し、代わって論理的な文構造が重視されるようになってくる。後半では特にその見通しのもとに探った論考を中心に集めている。
目次
- 第1章 古代語の「の」「が」の関係表示
- 第2章 古代語の修飾法
- 第3章 中古語の「て」連用句とその周辺
- 第4章 古代語の準体句構造
- 第5章 準体法の推移と準体助詞「の」の形成
- 第6章 疑問助詞「やらん」の成立
- 第7章 非疑問形反語形式の史的考察
- 第8章 係り結び体制末期の新旧連立形式—機能の新旧連立性
- 第9章 対比的な複文の前句における「あり」の朧化用法
- 第10章 副助詞「しか」の源流—その他を否定する表現法の広がり
「BOOKデータベース」 より