プロレタリア文学はものすごい
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プロレタリア文学はものすごい
(平凡社新書, 057)
平凡社, 2000.10
- タイトル読み
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プロレタリア ブンガク ワ モノスゴイ
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内容説明・目次
内容説明
プロレタリア文学といえば、抑圧された民衆の姿を描いたシリアスな文学—というのは常識にすぎない。それはとてつもなく面白く、豊饒な世界なのだ!劇的な時代を生きた平林たい子、葉山嘉樹、中野重治らが自らの生涯や体験を作品に投影することにより、あまたの強烈な表現、奇怪な物語が生み出されていった。ホラー・笑い・エロスが横溢する「忘れられた文学」を現代の眼で新たに読み直す、驚異の文学ガイド。
目次
- 第1部 プロレタリア文学はおもしろい(疲れることの怖さ—プロレタリア文学はホラー小説である;江戸川乱歩の困惑—プロレタリア文学は探偵小説だった;肉欲と労働者—プロレタリア文学はセックス小説だった;メトロポリスの人造人間—プロレタリア文学はSFだった;忍術小説と労働大衆—プロレタリア文学は立川文庫だった)
- 第2部 プロレタリア文学はものすごい(おもしろすぎる罪(明治の論争から;坪内逍遙もおもしろかった);肉体の匂いと心の叫び—平林たい子はものすごい;ドラマの自演力について—葉山嘉樹もすさまじい;強いぞ、女教師!—女性たちはプロレタリア文学を変えた)
- 第3部 プロレタリア文学は奥深い(「プロ文」を超える文学—藤村の『夜明け前』;志賀直哉の謎—『暗夜行路』の裏事情;ある失敗企画を追って(各派のはざまで;恋するプロレタリアートの非;海外からの刺激))
「BOOKデータベース」 より