日本古代の僧尼と社会

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日本古代の僧尼と社会

勝浦令子著

吉川弘文館, 2000.11

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ニホン コダイ ノ ソウニ ト シャカイ

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Description and Table of Contents

Description

奈良朝に盛期を迎えた仏教は、多くの僧尼を輩出した。僧尼の存在形態を東アジア諸国との比較やジェンダーの視点から分析し、「家」と僧尼の関係、尼・女性の役割を追究。また、王権と民衆による仏教受容の実態にも迫る。

Table of Contents

  • 1 日本古代の僧と尼(八世紀における僧と尼—僧尼の公的把握の構造的差異;僧尼の俗位と俗名)
  • 2 「家」と僧尼(古代の「家」と僧尼—八世紀の中央貴族層の公的「家」を中心に;八世紀の内裏仏事と女性—「仏名会」前身仏事を手がかりに;古代宮廷女性組織と性別分業—宮人・巫女・尼の比較を通じて)
  • 3 東アジアにおける尼の比較研究(東アジアの尼の成立事情と活動内容;東アジアの尼の地位と役割;法華滅罪之寺と洛陽安国寺法華道場)
  • 4 尼天皇と仏教(称徳天皇の「仏教と王権」—八世紀の「法王」観と聖徳太子信仰の特質;孝謙・称徳天皇による『宝星陀羅尼経』受容の特質—正倉院文書にみえる王権の間写経の一考察)
  • 5 民間の知識活動と僧尼(行基の活動における民衆参加の特質—都市住民と女性の参加をめぐって;行基の活動と畿内の民間仏教;光覚知識経の研究;金井沢碑を読む)

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