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龍と蛇 (ナーガ) : 権威の象徴と豊かな水の神

那谷敏郎文 ; 大村次郷写真

(アジアをゆく / 大村次郷写真)

集英社, 2000.10

タイトル別名

龍と蛇「ナーガ」 : 権威の象徴と豊かな水の神

龍と蛇 : 権威の象徴と豊かな水の神

龍と蛇ナーガ : 権威の象徴と豊かな水の神

タイトル読み

リュウ ト ナーガ : ケンイ ノ ショウチョウ ト ユタカナ ミズ ノ カミ

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内容説明・目次

内容説明

蛇はその生命力、再生力が人々の畏敬の念をあつめ、信仰の対象となった。インドでは仏法を守り、豊穣を司る水の神に、中国では角を生やし翼を得て龍となり、皇帝の権力の象徴になった。龍や蛇、またヨーロッパのドラゴンに託された意味を探る。

目次

  • 中国(長大な川を持つ民族は、水を支配する架空の霊獣を創造した;最高位の龍、そして蛟、虹、蜃、応など、竜の一族は中国の階級社会を反映した)
  • 朝鮮半島—高句麗、百済、新羅の「三国時代」から李朝まで、竜の伝統はつづく
  • 香港—海の安全を願う竜船競漕は華やかに行なわれ、風水思想の竜が高層ビル街を支配する
  • ラオス・タイ—山暮らしのラオ族らはそれでも水辺を求め、古くから「ナーガの民」と呼ばれた
  • カンボジア(ジャワ・ボロブドゥールの造形思想から発展し、アンコールはナーガの姿に満ちている;アンコール・ワットは密林に隠され、タ・プロームは繁茂する樹木におしつぶされかけていた)
  • インド(インド亜大陸の先住民たちのナーガ信仰は、南インドから東南アジアに広まった;ヴァースキ竜は神々の世界創造に貢献し、ヴリトラ竜はインドラ神に挑戦した)
  • ネパール—小さな生神クマリは、蛇の首飾りをつけ、シヴァの眼を持つ

「BOOKデータベース」 より

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