自閉症と心の発達 : 「心の理論」を越えて
著者
書誌事項
自閉症と心の発達 : 「心の理論」を越えて
学苑社, 2000.11
- タイトル別名
-
Autism and the development of mind
自閉症と心の発達 : 心の理論を越えて
- タイトル読み
-
ジヘイショウ ト ココロ ノ ハッタツ : 「ココロ ノ リロン」 オ コエテ
大学図書館所蔵 件 / 全176件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
原著 (Lawrence Erlbaum Associates, 1993)の全訳
監訳: 木下孝司
文献: p362-388
内容説明・目次
内容説明
「心の理論」仮説に異議あり!自閉症の基本障害をめぐって、「心の理論」仮説が台頭し、我が国でも注目を浴びているが、本書の著者は、反「心の理論」派の代表的論客として知られている。著者は、発達精神病理学の立場から、通常発達からの逸脱として自閉症をとらえ、とりわけ対人関係における相互作用のつまづきを重視する。さらに、マルチン・ブーバーやウィトゲンシュタイン等の著作に触れることにより、“他者理解”をめぐる哲学的問題をも俎上に載せ、発達には、“我一汝”(対人関係)と“我一それ”(対物関係)という異質な関係性に基づいた二つの異なった道筋があると指摘する。人間発達の根本問題にまで迫り、従来の発達論の見直しという気宇壮大なテーマに挑んだ力作である。
目次
- 自閉症の臨床像
- 対人関係性(通常の乳児の場合;自閉症の場合)
- 対人理解の発達
- 概念的問題(心を理解することについて;思考と言語について)
- 思考と言語:自閉症の場合
- 心の発達と自閉症
「BOOKデータベース」 より