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探偵小説の社会学

内田隆三著

岩波書店, 2001.1

Title Transcription

タンテイ ショウセツ ノ シャカイガク

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Description and Table of Contents

Description

探偵小説の誕生は、近代社会の成り立ちと深く関係している。都市の群集と遊歩者から浮かび上がってきた探偵という新しい「主体」は、近代について、そしてその解体についてなにを語るだろうか。近代のまなざしと知覚と知の様式に働く力を「探偵小説」を素材に描き出す。

Table of Contents

  • 第1章 猫と探偵と二十世紀(起源と模倣;猫と探偵;探偵とは誰か;ある興味;ディスクールの不安)
  • 第2章 緋色の研究(ザディグの方法;デュパン、あるいは深さのゲーム;緋色の研究;最後の挨拶)
  • 第3章 探偵小説の屈折と戦争(ABC;義眼のなかの動機;童謡殺人;都市の名づけえぬ顔;狂気の通路)
  • 第4章 探偵のディスクール(想起と眠り;遊歩、蒐集、そして探偵;解釈の詐術)

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Details

  • NCID
    BA5018949X
  • ISBN
    • 4000012924
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    x, 253p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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