探偵小説の社会学
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探偵小説の社会学
岩波書店, 2001.1
- タイトル読み
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タンテイ ショウセツ ノ シャカイガク
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内容説明・目次
内容説明
探偵小説の誕生は、近代社会の成り立ちと深く関係している。都市の群集と遊歩者から浮かび上がってきた探偵という新しい「主体」は、近代について、そしてその解体についてなにを語るだろうか。近代のまなざしと知覚と知の様式に働く力を「探偵小説」を素材に描き出す。
目次
- 第1章 猫と探偵と二十世紀(起源と模倣;猫と探偵;探偵とは誰か;ある興味;ディスクールの不安)
- 第2章 緋色の研究(ザディグの方法;デュパン、あるいは深さのゲーム;緋色の研究;最後の挨拶)
- 第3章 探偵小説の屈折と戦争(ABC;義眼のなかの動機;童謡殺人;都市の名づけえぬ顔;狂気の通路)
- 第4章 探偵のディスクール(想起と眠り;遊歩、蒐集、そして探偵;解釈の詐術)
「BOOKデータベース」 より