心理学
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心理学
金子書房, 2000.12
2版
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シンリガク
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Note
引用文献: p885〜935
Description and Table of Contents
Description
本書は、引用ページを付した千余の文献に依拠しながら、次のように展開していく。人びとが古来「心」をどのように理解してきたかに関する“「分析的なものの見方」と「非分析的なものの見方」との振子(ふりこ)運動”という史観に基づいての概説、現代心理学がテキストでとり上げてきた諸知識の確認とその問題点の示唆、内観された自分の心を記述する者とそれを了解し実際の心的営為の糧(かて)として役立たせ得る者という二者間に想定された「記述・了解心理学」なる「反普遍の学」の提議がそれである。いわゆる反科学論心理学の立場には、賛否さまざまであろう。しかし、どのような立場を採ろうとも、単独著者による一所懸命の概論書である本書は、整理された資料性と豊富な情報量という点で、一般教養的テキストとして座右の位置を占め得る特徴をもつ。典型的な基本図書といえよう。
Table of Contents
- 第1部 “心を対象とする学問”の変遷(古代から現代心理学の発足まで;現代心理学の発足後から1960年代まで;1960年代までの心理学における行動主義以外の思想;現状)
- 第2部 これまでのテキストがとり上げてきた主要知識の確認(知覚;記憶;感情;行動)
- 第3部 記述・了解心理学序説(方法論の視点からする科学的心理学への全面的疑問提議;記述・了解心理学の提議)
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