経済成長と金融動機・利子・利潤

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経済成長と金融動機・利子・利潤

渡辺弘著

(経済学論集, 2)

晃洋書房, 2001.2

Title Transcription

ケイザイ セイチョウ ト キンユウ ドウキ リシ リジュン

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付: 参考文献

Description and Table of Contents

Description

本書の1つ目の中心課題はケインズの『一般理論』出版直後の論争を通して取引動機に基づく貨幣需要を修正し、貨幣需要は支出前に起こり、貨幣が用意されなければならないとして、新たに金融動機に基づく貨幣需要の導入に関する論争である。2つ目の重要課題は経済成長ないし資本蓄積に貨幣を導入して利子・利潤がいかに決まるかの問題である。3つ目の課題として、M.カレツキの所得分配と経済変動のほか、R.F.ハロッドとE.ドーマーの差異をめぐる論争やN.カルドアのケインズ派成長理論に加えて、それらとは対称的で、安定的な新古典派2部門成長理論を、J.E.ミードの理論を中心に、数人の成長理論を比較検討した。

Table of Contents

  • 第1章 流動性選好説と貸付資金説—ハーンとチャンの所説の検討
  • 第2章 利子・利潤と資本蓄積
  • 第3章 金融動機と投資・貯蓄
  • 第4章 金融動機とIS−LM分析
  • 第5章 資本蓄積と所得分配—コメントに対する回答
  • 第6章 経済動学—カレツキの所説を中心に
  • 第7章 ハロッドとドーマーの成長理論の差異—オオシマ氏のドーマー批判の吟味
  • 第8章 ドーマーの成長理論はインフレ的か—オオシマ氏の所説を中心に
  • 第9章 カルドアの成長理論の検討
  • 第10章 技術進歩と所得分配—新古典派2部門成長モデル

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Details

  • NCID
    BA51051421
  • ISBN
    • 4771012156
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    京都
  • Pages/Volumes
    vi, 265p
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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