敬語で解く日本の平等・不平等

書誌事項

敬語で解く日本の平等・不平等

浅田秀子著

(講談社現代新書, 1550)

講談社, 2001.4

タイトル読み

ケイゴ デ トク ニホン ノ ビョウドウ フビョウドウ

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注記

引用・参考文献: p228-232

内容説明・目次

内容説明

前近代の厳然たる身分社会において、敬語は上下を円滑につなぐ交流の手段だった。敬語の起源と役割を問い直す。

目次

  • 第1章 欧米や前近代の中国では上位者と下位者は断絶していた—お米がないならお肉のお粥を食べれば?(敬語と敬語はどういう関係にあるのか;中国人は死んだら終わりと考える ほか)
  • 第2章 日本では有史以来幕末に至るまで上下の交流があった—お代官様がおやめにならないかぎり、われわれは未来永劫村へはもどりません(日本人の平等意識は不平等意識とイコールである;日本人は先祖とのつながりを重視する ほか)
  • 第3章 敬語は上位者と下位者をつなぐかけがえのない橋だった—羽をください、若王子の神様(日本人が対等に扱えたのは「日本語人」だけであった;「ソト=自然」は恐ろしく尊いものである ほか)
  • 終章 敬語が日本の行く末を決める—すみません、その傘を向こうへやっていただけませんか(なぜ明治から終戦までの時代は下位者が何も言えなくなったか;田中正造の挫折は伝統的な階級秩序の崩壊を象徴した ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA51593763
  • ISBN
    • 406149550X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    232p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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