鏡と皮膚
著者
書誌事項
鏡と皮膚
(ちくま学芸文庫, [タ-17-2])
筑摩書房, 2001.4
- タイトル別名
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鏡と皮膚 : 芸術のミュトロギア
Mythology of art
- タイトル読み
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カガミ ト ヒフ
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注記
その他のタイトルはカバージャケットによる
ポーラ文化研究所 1994年刊の再刊
邦語参考文献一覧: p272-278
欧文参考文献一覧: p279-281
内容説明・目次
内容説明
深みに「真実」を求めてはならない。なぜなら「生はいかなる深さも要求しない。その逆である」(ヴァレリー)からである。オルフェウスがエウリディケーと見つめ合った瞳に、アテナの盾を飾ったメドゥーサの首に、マルシュアスの剥がされた皮に、キリストの血と汗を拭ったヴェロニカの布に—神話の根拠を古今の画家たちの作品からたどり、鏡と皮膚の織りなす華麗かつ官能的な物語を読み解く。美と醜、表層と深層、外面と内面、仮象と現実という二元論を失効させるまったく新しい芸術論。鷲田清一との対談「表層のエロス」収録。
目次
- 序 表層のバロック的遁走
- 1 オルフェウスの鏡
- 2 ナルキッソスの変幻
- 3 メドゥーサの首
- 間奏 可視性の謎—ベラスケス“侍女たち”をめぐって
- 4 マルシュアスの皮剥ぎ
- 5 ヴェロニカの布
- 6 真理のヴェール
- 結び 皮膚論的な想像力のために
- 対談 表層のエロス—皮膚論的想像力に向けて
「BOOKデータベース」 より