左手のシンボリズム : 「聖」-「俗」:「左」-「右」の二項対置の認識の重要性

Bibliographic Information

左手のシンボリズム : 「聖」-「俗」:「左」-「右」の二項対置の認識の重要性

松永和人著

九州大学出版会, 2001.3

新版

Other Title

左手の呪術・宗教性に関する研究 : 「聖」-「俗」:「左」-「右」の二項対置の認識の重要性

左手のシンボリズム : 聖俗左右の二項対置の認識の重要性

Title Transcription

ヒダリテ ノ シンボリズム : セイ ゾク ヒダリ ミギ ノ ニコウ タイチ ノ ニンシキ ノ ジュウヨウセイ

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Note

学位請求論文「左手の呪術・宗教性に関する研究 : 「聖」-「俗」:「左」-「右」の二項対置の認識の重要性」 (九州大学) をまとめたもの

参考・引用文献: p[259]-267

Description and Table of Contents

Description

本書では、わが国の文化の右・左に関する象徴的二元論にかかわって、従来の指摘に見る「浄」‐「不浄」:「右」‐「左」ということでなく、「聖」‐「俗」:「左」‐「右」の二項対置がその基礎的事実であることを指摘し、そのことをいかに理解するかということに主旨をおいている。

Table of Contents

  • 序章 本研究のねらいとその概要
  • 第1章 わが国の文化に見る「左手」・「左足」・「左肩」の習俗
  • 第2章 Rodney Needhamの「相補的二元論」—わが国の文化に見る「左手」の習俗の解釈にかかわって
  • 第3章 Victor W.Turnerの所論—「世俗的な弱さが聖なる力であること」
  • 第4章 「聖(呪術・宗教的世界)」と「俗(世俗的世界)」の間のサカサの強調・両者の対置—非日常性の強調
  • 第5章 魔バライ・招福のための「左マワリ」の習俗
  • 第6章 悪・凶・不吉・不浄・不運などと認識されている「左手」が呪術・宗教的な力を持つ事例
  • 第7章 死の認識の一側面—魔バライということの側面
  • 第8章 わが国の神祭りと葬制に見る右と左の混在について
  • 終章 わが国の文化に見る「左」の習俗の解釈をめぐって—「聖」‐「俗」:「左」‐「右」の二項対置の認識の重要性

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