谷崎潤一郎 : 自己劇化の文学
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谷崎潤一郎 : 自己劇化の文学
(和泉選書, 128)
和泉書院, 2001.6
- タイトル読み
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タニザキ ジュンイチロウ : ジコ ゲキカ ノ ブンガク
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内容説明・目次
内容説明
貧困、大震災、離婚、戦争、老い…アイデンティティの危機を迎える度、すべてを肥料にしていった谷崎。谷崎文学の豊饒で眩い魅力はすべてを芸術のための犠牲にした谷崎潤一郎という生き方に発している。作品を丹念に読み解き、谷崎文学の本質に迫る一冊。
目次
- 「運命」との戦い—文壇登場前夜
- 文壇の扉をこじ開けた小説—飆風
- モラリストの面影—呪はれた戯曲1
- 劇中劇のリアリティ—呪はれた戯曲2
- 「気分」を写す—蓼喰ふ虫
- 資料紹介 削除された初稿—盲目物語1
- ルーツからローマンスへ—盲目物語2
- 聞き書き形式の確立へ—盲目物語3
- 献身という隠れ蓑—春琴抄
- 「永遠女性」の完成—少将滋幹の母
- をかもとの宿は住みよし—岡本梅ノ谷の家
- 谷崎文学についての二、三の事柄
「BOOKデータベース」 より