治療の行き詰まりと解釈 : 精神分析療法における治療的/反治療的要因
著者
書誌事項
治療の行き詰まりと解釈 : 精神分析療法における治療的/反治療的要因
誠信書房, 2001.6
- タイトル別名
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Impasse and interpretation : therapeutic and anti-therapeutic factors in the psychoanalytic treatment of psychotic, borderline, and neurotic patients
治療の行き詰まりと解釈 : 精神分析療法における治療的反治療的要因
- タイトル読み
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チリョウ ノ イキズマリ ト カイシャク : セイシン ブンセキ リョウホウ ニ オケル チリョウテキ ハンチリョウテキ ヨウイン
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注記
原著 Impasse and interpretation (Tavistock, 1987)の抄訳
訳者: 後藤素規, 弘田洋二, 中尾和久, 大久保真喜子, 後藤雅子
文献: p[323]-329
内容説明・目次
内容説明
本書は、精神分析治療のなかで必然的に起こってくる治療の行き詰まりをどのように打開すればよいかについて、きわめて臨床的・実践的に解説した本である。分析状況のなかで、患者が自分の心的現実に気づくことを助けるのが精神分析療法であり、そのために分析家が行っていることを正確に把握し概念化することがきわめて重要であるという立場に立って、自己愛や投影性同一視などさまざまな問題をていねいに論じている。
目次
- 第1部 序論(精神病治療への精神分析的アプローチ)
- 第2部 治療の成功例、失敗例における分析家の関与(分析家の機能における治療的および反治療的要因;患者‐治療者間のコミュニケーションの破綻)
- 第3部 自己愛が分析家の作業に及ぼす影響(自己愛的で万能感的な性格構造—慢性心気症の一症例;陰性治療反応を起こす自己愛的な患者 ほか)
- 第4部 投影性同一視が分析家の作業に及ぼす影響(実地臨床における投影性同一視;境界精神病患者における投影性同一視とコンテインすることの問題 ほか)
- 第5部 結論(後で考えたこと—精神分析における理論と技法の変化)
「BOOKデータベース」 より