恋歌の風景 : 古代和歌の研究
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恋歌の風景 : 古代和歌の研究
(新典社研究叢書, 135)
新典社, 2001.7
- タイトル読み
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コイウタ ノ フウケイ : コダイ ワカ ノ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
音声(あるいは文字)の量的制約が表現世界の広がりとは無縁であることを、みごとに実証してみせたのが歌である。際限なく拡大する物象世界や人間の営為に追随することなく、表現の矛先を“こころ”に向けることによって歌は生き延びてきた。こころという形のないものに対しては、拡散より凝縮された表現形態がふさわしい。恋歌はまさにこころを歌うものであり、和歌の特質がもっとも尖鋭に発揮される分野である。そのようなことを考えながら、ここ数年書き継いできたのが本書である。
目次
- 序章 詠み継がれる恋歌
- 第1章 成立論—恋の禁忌性と和歌(恋と婚姻;恋と神婚幻想 ほか)
- 第2章 花実論—晴と褻の諸相(天平の雅び;平安の雅び ほか)
- 第3章 表現論(序歌論;和歌の“喩”—古代文学における喩の原理 ほか)
「BOOKデータベース」 より