歴史の想像力
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歴史の想像力
(岩波現代文庫, 社会 ; 48)
岩波書店, 2001.10
- タイトル読み
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レキシ ノ ソウゾウリョク
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注記
「二十世紀のプリズム」 (角川書店 1999年刊) をもとに再編集したもの
内容説明・目次
内容説明
二〇〇一年九月十一日、アメリカ中枢部を襲ったテロリズムは、世界を戦争の恐怖へたたきこんだ。対話を志向してきた両文明は衝突の危機へと迷い込むのだろうか。いま政治と歴史が複雑に入りくんだ現代世界のメカニズムを解読するためには、人間と文学にかかわるイマジネーションが必要とされる。世紀の変わり目の混沌を読みとく練達の歴史エッセイ。
目次
- 1 歴史・文学論(十九世紀日本人の見たモロッコとイスラーム地中海—岩倉使節団を中心に;希望はない、だが絶望ではない—藤本ひとみ『ハプスブルクの宝剣』と帝国論をめぐって ほか)
- 2 人物論(ヒーロー、アンチヒーローを兼ねた存在—T.E.ロレンス;青年トルコ革命を機に頭角を現す—エンヴェル・パシャ ほか)
- 3 史論(歴史の叙述と想像力;『岩波講座・世界歴史』と『世界の歴史』の編集を終えて ほか)
- 4 民族関係論(西洋人による非西洋的なイスラーム研究;民族の時代—帝国の解体とナショナリズム ほか)
- 5 現代史論(デモクラシーの挫折;二十世紀論は端緒に就いたか ほか)
「BOOKデータベース」 より