三島由紀夫 : 魅せられる精神

書誌事項

三島由紀夫 : 魅せられる精神

柴田勝二著

おうふう, 2001.11

タイトル読み

ミシマ ユキオ : ミセラレル セイシン

大学図書館所蔵 件 / 96

この図書・雑誌をさがす

注記

主要参考文献一覧: p362-364

内容説明・目次

内容説明

『鏡子の家』の父親はなぜ家から追いやられているのか?『春の雪』の冒頭はなぜ日露戦争の写真の話で始まっているのか?—など、これまで見過ごされてきた地点から作品世界を捉え、“魅せられる精神”の運動体として三島文学の全容を浮び上がらせる。“批評”と“研究”を融合させた本格的三島論。

目次

  • 第1部 「投身」の運動(憧憬の構造—“原形”としての『花ざかりの森』“終末”への抵抗—“中世”の表象 ほか)
  • 第2部 超越と魅惑(距離の崩壊—『愛の渇き』と『青の時代』の分裂;魅せられる者と魅せられない者—『禁色』における転換 ほか)
  • 第3部 天皇の表象(“他界”の影—『鏡子の家』の反・ニヒリズム;不在の中心—否認される“父親” ほか)
  • 第4部 輪廻する霊魂—『豊饒の海』世界(優雅の行方—『春の雪』における“転生”;模倣する行動—『奔馬』のなかの“劇” ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ