作者の家 : 黙阿弥以後の人びと
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作者の家 : 黙阿弥以後の人びと
(岩波現代文庫, 文芸 ; 46-47)
岩波書店, 2001.12
- 第1部
- 第2部
- タイトル読み
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サクシャ ノ イエ : モクアミ イゴ ノ ヒトビト
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注記
第1部: 河竹黙阿弥の肖像あり
底本: 講談社文庫版(1984年刊)
初版: 講談社 1980年刊
内容説明・目次
- 巻冊次
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第1部 ISBN 9784006020460
内容説明
歌舞伎作者河竹黙阿弥の死後、後継したのは娘の糸女であった。女手で実兄との間の相続や著作権のトラブルに立ち向かうが、やがて坪内趙遙を間に立て養嗣子繁俊をむかえる…。黙阿弥の曾孫である著者が、大震災の難を逃れた遺品を端緒に「家」の変遷を辿り、近代の波涛に揺れる芝居界や庶民の生態を如実に描き出す。
目次
- 1 消えて行く「家」
- 2 幼年時代の疑問
- 3 おそめさんと私
- 4 其水夫婦と糸女
- 5 糸女「家」を継ぐ
- 6 糸女の生甲斐
- 7 趙遙が選んだ養子
- 8 田舎書生の青春
- 9 繁俊「家」に入る
- 10 本所の家
- 巻冊次
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第2部 ISBN 9784006020477
内容説明
黙阿弥の死後、家を継いだのは独身の娘糸女であった。養嗣子繁俊も嫁みつをむかえ、女当主に献身するが、大正一二年の関東大震災、翌年の糸女の死は歌舞伎作者の家の解体に拍車をかける。河竹家三代の、なさぬ仲をも経て、家はどのように継承され、また変貌していったのか。黙阿弥の曾孫の手になる評伝文学の傑作。
目次
- 1 嫁とりの条件
- 2 両替町の人びと
- 3 大店の昼と夜
- 4 繁俊の結婚
- 5 本所の四季
- 6 根岸閑居
- 7 大震災前夜
- 8 劫火の中で
- 9 宇田川の陋居
- 10 糸女の死
- 11 その後
「BOOKデータベース」 より