吉田松陰 : 変転する人物像
著者
書誌事項
吉田松陰 : 変転する人物像
(中公新書, 1621)
中央公論新社, 2001.12
- タイトル読み
-
ヨシダ ショウイン : ヘンテン スル ジンブツゾウ
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注記
関係年表: p185-188
本書関係吉田松陰主要文献: p189-195
内容説明・目次
内容説明
長州藩の兵学師範をつとめ、松下村塾を主宰して維新の俊傑たちを育てた吉田松陰は、安政の大獄を断行する幕府から政道批判を咎められ死罪となった。その思想的影響は没後も衰えることはなく、三十年の短い生涯にかかわらず、公刊された評伝は膨大な数にのぼる。「革命家」「憂国忠君の士」「理想の教育者」など、時代の状況によって描かれ方が目まぐるしく変化したのはなぜか。維新に先駆けた思想家の人物像を再構築する試み。
目次
- 第1章 「革命家」松陰像の浮き沈み—明治期の松陰像
- 第2章 「国体」と「民主主義」のはざまで—大正期の松陰像
- 第3章 教育者松陰像から「松陰主義」へ—昭和期の松陰像(一)敗戦まで
- 第4章 復権、そして多彩なアプローチ—昭和期の松陰像(二)敗戦以後
- 第5章 人間・吉田松陰
「BOOKデータベース」 より