ダイニング・キッチンはこうして誕生した : 女性建築家第一号浜口ミホが目指したもの
著者
書誌事項
ダイニング・キッチンはこうして誕生した : 女性建築家第一号浜口ミホが目指したもの
(はなしシリーズ)
技報堂出版, 2002.1
- タイトル読み
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ダイニング キッチン ワ コウシテ タンジョウ シタ : ジョセイ ケンチクカ ダイイチゴウ ハマグチ ミホ ガ メザシタ モノ
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注記
参考文献: p253-254
浜口ミホ・略年譜: p255-257
内容説明・目次
内容説明
「戦後の日本住宅を一変させた発明品」といわれるDK(ダイニング・キッチン)は、「公団2DK」人気に支えられて急速に普及し、現在の住宅プランの大半は、DK、あるいはその応用型を採用している。わずか六畳ほどの、もはや当たり前の空間にすぎないDKだが、その誕生の背景には、戦前からの長い複雑な経緯と、戦後日本の復興・民主化にかける建築家たちの切なる声があった。男尊女卑、家父長制度、格式主義との闘い—封建性との闘い—があった。そして、女性建築家第一号・浜口ミホの信念があった。DKはどこから来たのか。これまでの台所学、建築史論、等等個別の根拠によるルーツ諸説に欠けたものはないか。本書は、戦前、西洋近代建築の神髄を学び、戦後、主役に躍り出た建築家たちの情熱にスポットを当てた、DK創世記である。
目次
- 序章 公団2DK
- 第1章 DKの萌芽(大正時代の女性が考えたDK;戦前のDK ほか)
- 第2章 DK誕生(机上の最小限住宅(一九四八年);リビング・キッチン全盛(一九四九〜一九五一年) ほか)
- 第3章 日本住宅の貧困と因襲に挑んだ浜口ミホ(公団ステンレス流し台;豊かさをめざした戦後一〇年 ほか)
- 小伝・浜口ミホ
「BOOKデータベース」 より