漱石片付かない「近代」
著者
書誌事項
漱石片付かない「近代」
(NHKライブラリー, 145)
日本放送出版協会, 2002.1
- タイトル別名
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漱石片付かない<近代>
漱石片付かない近代
- タイトル読み
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ソウセキ カタズカナイ キンダイ
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注記
『NHK文化セミナー』放送「夏目漱石 片付かない物語」(2000年10月-2001年3月) のテキストを元にしたもの
内容説明・目次
内容説明
未完成であったり、まとまりの悪い作品を多く残した漱石の、その謎とはなんなのか?近代国家と近代社会の成立現場を目撃し、そこを舞台に小説の文体で思想を提示し続けた漱石。時代を超えて読み継がれてきたその作品群は、大きな変動期といわれる現在、きわめて示唆的である。
目次
- 教科書のなかの「漱石」像(漱石、民主化;漱石、保守化)
- テクノロジーの近代
- 愚直な学習者
- 『それから』—「繊細な感受性」の創出
- 『門』—「平凡人」の不安症候群
- 変人漱石
- 『彼岸過迄』—漱石の「物語」批判
- 『行人』—妻の魂で悩む恋愛主義者
- 『こゝろ』—片付いた物語
- 『道草』—夫婦喧嘩の可能性を開く
- 『明暗』—ロマンチック・ラブの外へ
「BOOKデータベース」 より