自然との和解の美学--序説 : 西洋近代美学における芸術と自然
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書誌事項
自然との和解の美学--序説 : 西洋近代美学における芸術と自然
(西洋思想叢書)
晃洋書房, 2002.2
- タイトル別名
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Prolegomena zu einer Ästhetik der Versöhnung mit der Natur : Kunst und Natur in der modernen Ästhetik
- タイトル読み
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シゼン トノ ワカイ ノ ビガク ジョセツ : セイヨウ キンダイ ビガク ニオケル ゲイジュツ ト シゼン
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
参考文献一覧表: 巻末p3-8
学位論文 (同志社大学) を改題・補足したもの
内容説明・目次
内容説明
「自然との共生」は今日すでにイデオロギー化しつつある。本書は自然の概念を「外なる自然」のみならず、感情や衝動などのわれわれの「内なる自然」とも解し、西洋近代の美学芸術理論のうちに、人間の自然支配への反省に基づく内外の自然との和解の理念を探ろうとしたものである。自然との共生のルーツともいうべきこの思想は、カント、シラー、アドルノなどの美学芸術理論のうちにすでに含まれていることを論証する。
目次
- 第1部 芸術と自然(自然の模倣と創造;精神と自然との和解としての芸術;崇高の美学)
- カントにおける自然と自由との媒介(美;崇高における和解;美と陶冶;カントからシラーへ)
- 第3部 アドルノにおける芸術と和解(芸術とイデオロギー;自然との和解—主体の内なる自然の想起;自然の美的経験;芸術的表現の可能性)
「BOOKデータベース」 より