いのち織りなす家族 : がん死と高齢死の現場から
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いのち織りなす家族 : がん死と高齢死の現場から
岩波書店, 2002.5
- タイトル読み
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イノチ オリナス カゾク : ガンシ ト コウレイシ ノ ゲンバ カラ
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内容説明・目次
内容説明
高齢化が進む中で、死の様相も次第に変わりつつある。そんな中、盛んに「安楽死」あるいは「尊厳死」が議論されている。しかし、著者は、高度技術社会の死の現実を、豊富な事例を挙げて提示し、それらを安易に使うことに疑問を投げかける。まず、最近のがん死の特徴、とりわけ、その精神面への過酷な負担についてレポートし、そこで、現代医療の可能性と限界について考える。さらに、急増している高齢者の肺炎の実情を追い、そこから「老い」と「病い」の複合的な病像を解き明かしていく。そして、在宅医療の実例をとおし、今、ありうべき死、そして生について、また、家族の役割について改めて問いかける。長年、臨床医療にたずさわりながら、生と死に関するメッセージを送りつづけてきた著者の四半世紀におよぶ思索の総決算である。
目次
- がん死の日々(患者よがんと闘え;死ぬことへ糸を紡いで;復興の戦士;家族たちの挽歌)
- 高齢死の時代に(たかが肺炎、されど肺炎;病棟ミステリー;高齢社会の生と死)
- 在宅に看る明日へ(生きる目的;いのちを織る)
「BOOKデータベース」 より