境界の発生
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境界の発生
(講談社学術文庫, [1549])
講談社, 2002.6
- タイトル読み
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キョウカイ ノ ハッセイ
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シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
あの世とこの世、生と死、村の内外などを分かつ境界は、今や曖昧となり、かつて自明であった死後の世界も消え、魔性のモノが跳梁跋扈する空間も喪失してしまった。葬送儀礼の場で鎮魂の挽歌を吟じた柿本氏、平家の怨霊を慰藉鎮撫する役を担った琵琶法師…。本書は、私たちの文化や歴史の昏がりに埋もれた境界の風景や人々を発生的に掘り起こした意欲的論考である。
目次
- 境界/生と死の風景をあるく
- 境界観念の古層その他
- 交通の古代—チマタをめぐる幾つかの考察
- 琵琶法師または堺の神の司祭者
- 杖と境界をめぐる風景
- 人身御供譚の構造
- 起源としての異人論
- 穢れの精神史
「BOOKデータベース」 より