歴史の観念
著者
書誌事項
歴史の観念
紀伊國屋書店, 2002.6
復刊版
- タイトル別名
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The idea of history
- タイトル読み
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レキシ ノ カンネン
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注記
紀伊國屋書店1970.5刊の復刊
内容説明・目次
内容説明
歴史哲学に関する20世紀イギリス最高の成果と世評高い本書は、コリングウッドが歴史の本質を極めるべく、後年の学究生活のすべてを傾けた哲学的思策の結実である。本書第一部から第四部では、ヘロドトスから現代に至る歴史の観念の展開過程が追求される。ギリシャ・ローマ時代からキリスト教思想による革命的変化、ついでデカルト、カント、ヘーゲルから、ディルタイ、クローチェ、トインビー等に至る歴史観の変遷に論及し、同時に歴史と自然、歴史と科学の相違を論じて実体論の誤謬をつき、実証主義的歴史観を独自の視角から鋭く批判する。こうした過去の遺産をふまえ、第五部結論では、歴史と自由、歴史的思考が生む進歩など、著者の歴史哲学が本書の約半分を費して論じられる。深い洞察力と該博な知識、天賦の俊敏な批判力と強靭な構成的知力に貫かれて展開されるユニークな歴史哲学の構想は、哲学者・歴史家の間に近年ますますその影響力の深さが自覚されつつある。
目次
- 序論
- 第1部 ギリシャ・ローマ修史
- 第2部 キリスト教の影響
- 第3部 科学的歴史の出発
- 第4部 科学的歴史
- 第5部 結論
「BOOKデータベース」 より