誰のための金融再生か : 不良債権処理の非常識

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誰のための金融再生か : 不良債権処理の非常識

山口義行著

(ちくま新書, 352)

筑摩書房, 2002.6

タイトル読み

ダレ ノ タメ ノ キンユウ サイセイ カ : フリョウ サイケン ショリ ノ ヒジョウシキ

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内容説明・目次

内容説明

「不良債権がビンの栓のようになっているから、これを取り除けば貸し渋りは解消される」—こんな言説が跋扈している。しかし実際には、不良債権処理が進めば進むほど、自己資本比率が悪化するので、金融機関は貸し渋り・貸し剥がしをせざるを得ない。さらに、ペイオフ凍結解除を錦の御旗に、金融庁が中小金融機関をいくつも破たんに追い込むなど、金融政策は迷走を続けるばかりだ。バブルのツケを中小金融機関・中小企業に負わせるいまのやり方を変えさせる手立てはないのか。金融迷走の実態を明らかにし、「金融アセスメント法」など、経済再生のための具体的手立てを提唱する。

目次

  • プロローグ 静かな不況
  • 第1章 本当に日本銀行が悪いのか—日銀批判で隠蔽される真実
  • 第2章 不良債権処理はデフレ対策なのか—銀行貸出が増えない本当の理由
  • 第3章 「不況の連鎖」つくる金融行政—ペイオフ解禁とマニュアル行政の愚
  • 第4章 金融機関に対する新たな評価システム—「金融アセスメント法」とは何か
  • エピローグ 多元的な社会へ

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA57247812
  • ISBN
    • 4480059520
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    190p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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