意識に直接与えられたものについての試論
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意識に直接与えられたものについての試論
(ちくま学芸文庫, [ヘ-5-1])
筑摩書房, 2002.6
- タイトル別名
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Essai sur les données immédiates de la conscience
意識に直接与えられたものについての試論
- タイトル読み
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イシキ ニ チョクセツ アタエラレタ モノ ニツイテノ シロン
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注記
Essai sur les données immédiates de la conscience.(1889)の翻訳
内容説明・目次
内容説明
「あの苦しみはこの苦しみより大きい」、「これを欲するわたしとあれを欲するわたしとが衝突する」などと口にするとき、私たちは何を比較し、何を対立させているのか、ベルクソンは、人間の内的事象に固有の表現を、言語の限界線上に模索してゆく。感覚や情緒など互いに比較不能な純粋に質的な諸状態、それらが相互浸透する多様性、さらにその多様性が“持続”において展開する有機能組織化…。本書では、これらの考察を通じて、全く動的に再編された斬新な行為論・自由論が呈示される。『時間と自由』の通称でも知られるベルクソン第一主著の新訳。
目次
- 第1章 心理的諸状態の強度について(強度量と外延量;数々の深い感情;美的な感情 ほか)
- 第2章 意識的諸状態の多様性について—持続の観念(数的多様性と空間;空間と等質的なもの;等質的時間と具体的持続 ほか)
- 第3章 意識的諸状態の有機的組織化について—自由(物理的決定論;心理的決定論;自由な行為 ほか)
「BOOKデータベース」 より