日本人の論語 : 『童子問』を読む
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書誌事項
日本人の論語 : 『童子問』を読む
(PHP新書, 207,
PHP研究所, 2002.6-2002.7
- 上
- 下
- タイトル別名
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日本人の論語
- タイトル読み
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ニホンジン ノ ロンゴ : ドウジモン オ ヨム
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注記
日本の漢籍注釈書紹介: 下:p297-299
明治以降の漢籍研究書紹介: 下:p300-307
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784569622248
内容説明
江戸初期の儒学者、伊藤仁斎は、学問とは知識の競い合いではなく、人間性の修練であると唱えた。そして、『論語』『孟子』の精髄を読み抜き、日本人の感性に即した儒学を、師と弟子の問答形式を用いて叙述した。それが『童子問』である。本書は、全百八十九章から成る『童子問』を現代人が読みこなせる言葉に訳し、さらに要諦を解説。仁・義・礼・智とは何か。人間関係の心得とは何か。人生における永遠の主題を、親しみと温かみをこめて、諄々と説く。古典の碩学が、老若男女すべてに贈る、普遍の人間学。
目次
- 巻の上(真理は高く遠いところではなく身近にある;『論語』『孟子』はすべての真理を含んでいて、欠けるところがない;学問修業に近道はない;『論語』は食べ物に譬えると飽きのこないコメである ほか)
- 巻の中(道の行動指針の根本義は「仁」である;「中正」は物事を判断するときの心構えでしかない;正直者が礼を知らなければ辛竦になる;『中庸』は『論語』の解説書である ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784569622712
内容説明
本書は、『童子問』を現代語に訳し、さらに要諦を解説した一大労作。下巻では、「巻の中・第二十一章」以降を収録する。君主の人徳、倹約の心得、賞罰の判断はいかにあるべきか。気迫に満ちた訓戒が、三百年後の現代人にも多くの示唆を与える。古典復刻への新しい試み。
目次
- 巻の中(続き)(生まれた時代が悪いと嘆く者は、仁者ではない;王道の根本は倹約である;むやみに土木工事をする者は、国の基盤を固める手筈を知らぬ輩だ;倹約は意志力の試金石である;人を動かすものは、優しさと思い遣りである ほか)
- 巻の下(人は誰でも仁義礼智の心を持っている;短所はすぐにわかるが、長所は見出しにくい;『論語』と『孟子』を熟読すれば、天下の事はすべてわかる;五経に従えば世の中は平和、逆らえば乱れる;ひとつのことを一心にやる人と一緒に、臨機応変の仕事をするのは難しい ほか)
- 『童子問』秀逸語録
「BOOKデータベース」 より