文豪の古典力 : 漱石・鷗外は源氏を読んだか

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文豪の古典力 : 漱石・鷗外は源氏を読んだか

島内景二著

(文春新書, 264)

文藝春秋, 2002.8

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文豪の古典力 : 漱石・鴎外は源氏を読んだか

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ブンゴウ ノ コテンリョク : ソウセキ オウガイ ワ ゲンジ オ ヨンダ カ

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Description and Table of Contents

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なぜ現代日本人は自分の国の「古典」を原文で読めなくなってしまったのか?明治四十五年(大正元年)に、与謝野晶子の「口語訳」が出版された時点から、皮肉なことに『源氏物語』の凋落と「日本の古典文化」の衰退が始まった。本書は、文豪たちの「古典力」という観点からの探究である。彼らや彼女たちと古典文学とのかかわりを追究することは、そのまま現代文化のあり方を考える指標ともなる。

Table of Contents

  • 1 夏目漱石の古典引用術(正岡子規との友情;漱石俳句と『源氏物語』 ほか)
  • 2 森鴎外の抵抗(「雨夜の品定め」の水脈;運命の女・夕顔 ほか)
  • 3 物語を生きた女・樋口一葉(女性作家たちの肖像;物語としての『一葉日記』 ほか)
  • 4 尾崎紅葉の醒めた視線(『源氏物語』を読み通した紅葉;初期作品『夏痩』のヴェールを剥ぐ ほか)
  • 5 パンドラの箱を開けた与謝野晶子(「男の読み方」と「女の読み方」;晶子の「口語訳」の功罪 ほか)

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