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史料が語る日本の近世

大野瑞男編

吉川弘文館, 2002.9

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シリョウ ガ カタル ニホン ノ キンセイ

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Note

内容: 日本近世史料学の原状と課題, I: 戦国の争乱から天下人の時代へ(「明代日明関係史研究の一潮流」-「秀吉政権による東国支配の一断面」), II: 江戸幕府の成立と新たな国際関係(「元和期の江戸幕府「年寄」制について」-「沿岸防備体制の展開」), III: 幕藩制社会の展開(「近世石山寺の開帳」-「帳簿にみる中野又左衛門家の経営について」), IV: 内憂外患の時代から近代社会の到来(「ゴローニン事件の解決と松前奉行所吟味訳書簡」-「一八八〇年代半ばの秋田腐米改良政策」), あとがき(曽根勇二, 小池進), 執筆者紹介

編者大野瑞男の東洋大学定年退職を記念して企画された論集

Contents of Works

  • 日本近世史料学の原状と課題 / 大野瑞男 [執筆]
  • 明代日明関係史研究の一潮流 : 『明実録』への接近と日明関係史像の変貌 / 中島敬 [執筆]
  • 織田信長発給文書の基礎的考察 : 武家宛書状・直書の検討による一試論 / 久野雅司 [執筆]
  • 「天正十九年作職書上」に関する一考察 / 神田千里 [執筆]
  • 秀吉政権による東国支配の一断面 : 文禄年間の「時分柄」について / 曽根勇二 [執筆]
  • 元和期の江戸幕府「年寄」制について : 連署状を中心として / 小池進 [執筆]
  • 八月二日付徳川秀忠仮名消息をめぐって / 藤井讓治 [執筆]
  • 江戸時代初期における領知朱印改と大名 : 寛永朱印改における南部家の事例を中心に / 千葉一大 [執筆]
  • 老中奉書と老中制度 / 大野瑞男 [執筆]
  • 沿岸防備体制の展開 / 山本博文 [執筆]
  • 近世石山寺の開帳 / 高埜利彦 [執筆]
  • 元禄期の村と頼み証文 / 白川部達夫 [執筆]
  • 十七世紀後半、上総における上層百姓の軌跡 / 渡辺尚志 [執筆]
  • 帳簿にみる中野又左衛門家の経営について : 十九世紀前半を中心に / 曲田浩和 [執筆]
  • ゴローニン事件の解決と松前奉行所吟味訳書簡 / 藤田覚 [執筆]
  • 幕府開国論の継承と限界 : 新潟開港問題を中心として / 上白石実 [執筆]
  • 一八八〇年代半ばの秋田腐米改良政策 : 「米質改良彙説」にみる県勧業課の農法改良論 / 大豆生田稔 [執筆]

Description and Table of Contents

Description

全国各地に残された様々な文書や記録類。第一線の歴史学者が、これらの史料をもとに、戦国期から明治初期までを対象とし、政治・経済・社会・外交などの多方面にわたり読み解き、新たな日本近世史像を再構築する。

Table of Contents

  • 1 戦国の争乱から天下人の時代へ(明代日明関係史研究の一潮流—『明実録』への接近と日明関係史像の変貌;織田信長発給文書の基礎的考察—武家宛書状・直書の検討による一試論 ほか)
  • 2 江戸幕府の成立と新たな国際関係(元和期の江戸幕府「年寄」制について—連署状を中心として;八月二日付徳川秀忠仮名消息をめぐって ほか)
  • 3 幕藩制社会の展開(近世石山寺の開帳;元禄期の村と頼み証文 ほか)
  • 4 内憂外患の時代から近代社会の到来(ゴローニン事件の解決と松前奉行所吟味役書簡;幕府開国論の継承と限界—新潟開港問題を中心として ほか)

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