バークの思想と現代日本人の歴史観 : 保守改革の政治哲学と皇統継承の理念

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バークの思想と現代日本人の歴史観 : 保守改革の政治哲学と皇統継承の理念

中野好之著

御茶の水書房, 2002.8

タイトル読み

バーク ノ シソウ ト ゲンダイ ニホンジン ノ レキシカン : ホシュ カイカク ノ セイジ テツガク ト コウトウ ケイショウ ノ リネン

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内容説明・目次

内容説明

現在極限的なまでに顕著になっている我が国の国民輿論の病弊は、明治の開国以後一世紀半近くの間、真の意味でのリベラルな立憲政治体制がたったの一時期も実現されず、不幸にしてその真の精神が理解されぬままで今日に至った、という歴史的背景に由来する。バークの受容をめぐる我々日本人の特徴的な対応の姿勢を追跡した上で、我が国民思想の独自な伝統歴史感覚を中世と近代の歴史に即して具体的に検証する。

目次

  • 第1部 エドマンド・バークの政治哲学(今日の政治危機の本質;エドマンド・バークの生涯とその著作;保守主義政治哲学の誕生—『フランス革命についての省察』 ほか)
  • 第2部 日本の歴史に見る継承と伝統(我が国民の歴史感覚とイギリス名誉革命;承久の変における後鳥羽と北条義時・泰時;後嵯峨に発する皇統の分裂;—付けたり ローマ・カトリック普遍教会に見る対立教皇の処遇のこと ほか)
  • 第3部 我が国に見る皇統正閏観念の変遷(二つの皇統論と『本朝皇胤紹運録』の成立;立憲主義と君主独裁—付けたり ブリテン清教徒革命の奸雄らの後世の評価の推移のこと)

「BOOKデータベース」 より

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