気の自然像
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気の自然像
岩波書店, 2002.11
- タイトル読み
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キ ノ シゼンゾウ
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注記
『思想』2000年9月、11月、2001年2月掲載の「東アジア科学の批判的分析 : 運気論とはなんであったか」に補正加筆したもの
内容説明・目次
内容説明
古代中国に生まれた「気」の概念は、陰陽・五行説として理論化され、東アジアの文化に大きな影響を及ぼしてきた。本書は、気象現象から人体までを統一的に把握する史上最も精緻な「気」の理論である「運気論」をとりあげ、これを批判的に再構成することによって、東アジア科学理論の論理的特質を見極め、気の自然哲学にもとづく科学理論の可能性と限界を考究する。
目次
- なぜ運気論をとりあげるか
- 運気論はいつ生まれたか—『素問』運気七篇の成立
- 運気論はどう理解されたか(沈括と呉澄による把握;日本における受容)
- 運気論の構成
- 運気論の批評者たち—中国と日本
- 「気」—その思考法と自然像
- 気の理論は現代に甦るか
「BOOKデータベース」 より