科学を育む
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書誌事項
科学を育む
(中公新書, 1668)
中央公論新社, 2002.12
- タイトル読み
-
カガク オ ハグクム
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内容説明・目次
内容説明
人類の歴史の上で、二〇世紀ほど科学が急速に発達し、その多様な成果が私たちの生活に浸透した時代はなかった。今日、私たちはさまざまなその恩恵に浴しているが、一方で、過去数十年の科学技術の進歩はあまりにも早く、人間社会との間にさまざまな軋轢を生じてきてもいる。本書は、科学を、その特質と育む土壌、社会との関わりなど多様な角度から論じながら、二一世紀の科学のゆくえを考察するものである。
目次
- 第1章 科学を発展させてきた人びと(科学技術は身近なところに;科学の天才たち ほか)
- 第2章 科学を育む土壌—アメリカ、イギリス、日本(「長所を伸ばす文化」と「出る杭を打つ文化」;テニュア制度の本質 ほか)
- 第3章 科学と国家—科学者たちと科学技術政策(科学の文化が根を張らない日本—一〇〇年前のベルツの批判;科学は歳月を経て実る ほか)
- 第4章 社会と科学のコミュニケーション—増大する科学者の社会的責任(二〇世紀科学の光と陰;科学はグレーゾーンを拡大する ほか)
- 第5章 これからの科学はどこへ向かうのか(世界科学会議(ブダペスト、一九九九年)の宣言;知識のための科学 ほか)
「BOOKデータベース」 より