サルとすし職人 : 「文化」と動物の行動学
著者
書誌事項
サルとすし職人 : 「文化」と動物の行動学
原書房, 2002.12
- タイトル別名
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The ape and the sushi master : cultural reflections by a primatologist
- タイトル読み
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サル ト スシ ショクニン : ブンカ ト ドウブツ ノ コウドウガク
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内容説明・目次
内容説明
『政治をするサル』『仲直り戦術』『利己的なサル、他人を思いやるサル』などの著作で知られる動物行動学の奇才フランス・ドゥ・ヴァールの最新刊。人間の善良さから東洋哲学、動物の擬人化から美的感覚、科学における理論の役割からニホンザルのイモ洗いまで、さまざまな話題を盛り込みながら「文化」をキーワードに、人間と動物の垣根を乗りこえる話題作。
目次
- 第1部 文化の色眼鏡—私たちはほかの動物をどう見ているか(全動物—子ども時代のお守り、そして擬人化への過剰な恐れ;導師たちの末路—シルバーバックが邪魔者になるとき;ボノボとイチジクの葉—ピューリタン的風景のなかの霊長類ヒッピーたち;アニマル・アート—コンゴの絵を壁に飾りますか?)
- 第2部 文化とは何か—それは自然のなかに存在するのか(富士山を予想する—サルがイモを洗う幸島を訪ねて;最後のルビコン川—動物も文化を持てるのか?;くるみ割り人形組曲—自然のなかで文化を当てにする;文化的な自然(カルチュラル・ナチュラル)—お茶とチベットザル)
- 第3部 人間の本質—自分をどんな風に見ているか(自尊心のある類人猿—エイブラハム・マズローと力のタブー;思いやれる者が生きのこる—利己的な遺伝子と利己的でない犬について;二元論をぶっとばせ!—人間の善性をめぐる二〇〇〇年の議論)
- エピローグ リスのジャンプ
「BOOKデータベース」 より