エロスと貞節の靴 : 弾詞小説の世界

書誌事項

エロスと貞節の靴 : 弾詞小説の世界

方蘭著

(遊学叢書, 30)

勉誠出版, 2003.1

タイトル読み

エロス ト テイセツ ノ クツ : ダンシ ショウセツ ノ セカイ

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注記

主要参考文献: p252-254

内容説明・目次

内容説明

1000年にわたる纏足のいまわしい習俗。良家の子女たちがこの「婦道」という儒家的観念を背負ってどのように生きたか。17〜19世紀にかけて活躍した、三人の中国女性作家の作品をひも解き、封建的な儒家社会の中で女性がみずから体験した、女性ゆえの「愛」と「尊厳」と「苦悩」に光をあてる。

目次

  • 序論 女性の弾詞小説(女性と弾詞;儒家の礼法 ほか)
  • 第1章 「婦道」の重圧に反抗して—陶貞懐の『天雨花』(陶貞懐という女性;従順の掟 ほか)
  • 第2章 「無才は美徳」に反抗して—陳端生の『再生縁』(江南の才媛・陳端生;才子佳人の物語 ほか)
  • 第3章 三従のくびきに負けず—邱心如の『筆生花』(淮陰の邱心如;千愁万慮の苦境 ほか)
  • 結語 新しい靴をはいて

「BOOKデータベース」 より

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