源氏物語虚構論
著者
書誌事項
源氏物語虚構論
東京大学出版会, 2003.2
- タイトル別名
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The tale of Genji as fiction
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ キョコウロン
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
内容説明・目次
内容説明
『源氏物語』では、光源氏という特殊で非現実的な人物を創造することが虚構の要となり、そのことによって物語の世界がかえって、人間や人間世界の真相を鮮やかに浮かびあがらせることになる。光源氏という人物の光明と暗翳を通して、物語は人間の心の普遍の心の形姿をつくり出している。したがって、光源氏を主軸とする虚構のしくみを分析することが、この作品の解釈の要となるとみられるのである。
目次
- 第1篇 物語虚構論
- 第2篇 物語の初期
- 第3篇 物語の長編化
- 第4篇 六条院物語の形成
- 第5篇 『源氏物語』の内と外
- 第6篇 光源氏晩年の物語
- 第7篇 宇治十帖展望
「BOOKデータベース」 より