ベンヤミンのアレゴリー的思考
著者
書誌事項
ベンヤミンのアレゴリー的思考
人文書院, 2003.2
- タイトル別名
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Allegorisches Denken bei Walter Benjamin
- タイトル読み
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ベンヤミン ノ アレゴリーテキ シコウ
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注記
博士論文「ベンヤミンのアレゴリー的思考 : デーモンの二義性をめぐる概念連関」(東京大学大学院総合文化研究科 2001年)に加筆修正したもの
参考文献: p310-315
内容説明・目次
内容説明
「アレゴリー」は思考の対象であるのみならず、ベンヤミンの思考のあり方そのものである。本書は、アレゴリーにおけるデーモンの二義性、時間性の空間化といった側面に焦点をあて、ベンヤミンの思考を内在的構造性のうちに捉えるとともに、メディア論的考察へと敷衍する労作である。草稿にまで踏み込んでなされた根本的・徹底的検証。
目次
- 1 思考モデルとしての『カール・クラウス』(「全人間」—あるいは古典的ヒューマニズム;「デーモン」—あるいは二義性 ほか)
- 2 古典古代と近代の相互浸透—『ボードレールにおける第二帝政期のパリ』(『ボードレールにおける第二帝政期のパリ』の位置;「ボヘミアン」—社会の外側からのまなざし ほか)
- 3 『ドイツ悲劇の根源』の内的構造(バロック悲劇の内実としての「自然史」;アレゴリーとデーモン ほか)
- 4 「アレゴリー的な見方」—ベンヤミンの思考(ベンヤミンの「弁証法的」思考;弁証法的形象としてのアレゴリー ほか)
「BOOKデータベース」 より