仏教説話画の構造と機能 : 此岸と彼岸のイコノロジー
著者
書誌事項
仏教説話画の構造と機能 : 此岸と彼岸のイコノロジー
中央公論美術出版, 2003.2
- タイトル別名
-
仏教説話画の構造と機能 : 彼岸と此岸のイコノロジー
- タイトル読み
-
ブッキョウ セツワガ ノ コウゾウ ト キノウ : シガン ト ヒガン ノ イコノロジー
大学図書館所蔵 件 / 全176件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
折り込み2枚
内容説明・目次
内容説明
人は死の問題に無関心ではいられない。言うまでもなく、それは人は必ず死すべき運命の者であるからにほかならない。しかも、死は普遍的な生理学上の問題であるばかりではなく、時代や地域によって関心の在り方が相違する文化的な問題でもあるに違いない。本書は、わが国古代中世期を生きた人々がいかにこの問いに思いを巡らしたか—他者の死を哀しみ悼み、また、自己の死を畏れつつも受容したのか—を考察する。
目次
- 序章 他界・交通・美術史
- 第1章 二河白道図試論—その教理的背景と図様構成の問題
- 第2章 愛知県津島市個人蔵「二河白道図」について
- 第3章 生老病死の図像学—仏教説話画研究序説
- 第4章 聖衆来迎寺本六道絵「人道不浄相図」考
- 第5章 病草紙研究—「美術史」と「他者」
- 第6章 「鼻黒の男」とは誰か?—病草紙の世界観
- 第7章 金戒光明寺所蔵地獄極楽図屏風試論—その図様構成と主題の問題
- 第8章 臨終行儀の美術—儀礼・身体・物語
「BOOKデータベース」 より