文士と姦通
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文士と姦通
(集英社新書, 0185F)
集英社, 2003.3
- タイトル読み
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ブンシ ト カンツウ
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注記
主要参考文献: p215-217
内容説明・目次
内容説明
心中する文士、逃げる文士、うまく立ち回ろうとする文士…姦通が、世の禁忌であり罪悪だったころ、それが白日の下にさらされた時に文士が見せた顔、顔、顔。明治から昭和にかけて、各時代を代表する文士・男女十一人の姦通をめぐる事跡を、『昭和文学史』を書き上げた「名探偵」川西政明が丁寧に追う。普段目にすることが少ない、「文豪若かりしころ」の写真も多数収録。姦通に苦しみ姦通により更なる元気を得た文士が、渾身の力で織り成す人間曼荼羅を堪能できる新書。
目次
- 大正文士の姦通(二度にわたる姦通事件—北原白秋;「愁人」からの逃避と自殺—芥川龍之介;妻譲渡事件の謎—谷崎潤一郎;「文学の鬼」とヒステリーの相関関係—宇野浩二)
- 女性作家たちの姦通(楽しく姦通しながら生きていく私—宇野千代;夫公認の姦通—岡本かの子;「くれなゐ」に燃える暗い性—佐多稲子)
- 文豪たちの姦通(姦通から情死へ—有島武郎;文豪だって妻を裏切る—志賀直哉;妊娠した姪を捨ててパリへ逃げた—島崎藤村;幻の姦通—夏目漱石)
「BOOKデータベース」 より