Bibliographic Information

薔薇十字団

クリストファー・マッキントッシュ著 ; 吉村正和訳

(ちくま学芸文庫, [マ-21-1])

筑摩書房, 2003.3

Other Title

The Rosicrucians : the history, mythology, and rituals of an occult order

The Rosicrucians : the history, mythology, and rituals of an esoteric order

Title Transcription

バラ ジュウジダン

Note

原著(Thorsons, Wellingborough, revised and expanded edition, 1987)の全訳

原著:The Rosy Cross Unveiled (1980刊)初版の改訂増補第2版

標題紙裏の原タイトル関連情報: the history, mythology, and rituals of an esoteric order

参考および訳者追補文献: p288-296

Description and Table of Contents

Description

17世紀初頭、風雲急を告げる三十年戦争前夜。ドイツから秘教的世界改革運動の狼煙が上がった。その担い手とされたのが薔薇十字団である。『名声』『告白』『化学の結婚』といった文書は何を語るのか。伝説の始祖クリスティアン・ローゼンクロイツとは何者なのか。薔薇と十字架は何のシンボルなのか。名だたる王侯貴顕、哲学者、文学者、芸術家が魅せられ、あるいはその一員と目された薔薇十字運動の消長は、西欧近代の興味尽きない裏面史そのものである。古代、中世の源流から説き起こし、多くの分派を生みつつ現代に至る歴史はもとより、伝説・儀礼の細部にまで説き及ぶ、一級の知的読み物。C・ウィルスンの序文、長文訳者付論を併載。

Table of Contents

  • 古代思想の再発見
  • ドイツにおける神秘主義の伝統
  • テュービンゲンのサークル
  • 薔薇十字宣言の余波
  • 薔薇十字団の展開
  • 「哲学者の石」の探究
  • 黄金薔薇十字団
  • 薔薇十字の君主
  • フランスにおける復活
  • 「黄金の夜明け教団」の成立と分派
  • 文学に登場する薔薇十字団のアデプトたち
  • 現代の薔薇十字運動

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